ちょっとしたマナーです。就活時、社会に出てからももちろん役に立つと思います。急には身につかないので日ごろから心がけるようにしましょう。
挨拶
- 挨拶をしっかりしましょう。挨拶はコミュニケーションの基礎です。コミュニケーション不足はトラブルや問題発生の原因となります。
電子メール
- 確認を要するメールについてはなるべく早く返信するようにしましょう。例:「来週のミーティングですが水曜日10:00から、137号室で良いですか。」というメールの場合、「はい。大丈夫です。」と短い返信を返す。返信がないと出した人は話が通じているか不安ですね。
- なるべく早く返信が良いとは言っても、考えたり調べたりしないと回答できない場合もありますね。その場合はまずはメールを受け取ったことを短く返信するのがマナーです。例:「先ほどの件、UCSBの2015年前後の論文にあったはずです。探してみて下さい。」「ありがとうございます。探してみます。」と返信。後日、見つかったらその結果をまた報告。
- メールを深夜に送るのは別に構いません。
- 研究活動には原則名大の公式メールを使うのが良いと思います。フリーメールは迷惑メールと見なされフィルタリングされる、あるいは対外的な最初の連絡に使うと、正式な名大生かどうか信用してもらえない可能性があります。すでにやりとりしている人で急ぎで携帯メールやgmailから返信というのはありだと思いますが。
- メールは確実に届くとは限りません。こちら側の送信ミス(送信待機のままになっている)、サーバーのトラブル、相手側の迷惑メールフィルタ、相手のミス(見落とし)などいろいろあります。そのために上記の返事が重要になるわけです。目上の人に対しても、送信して2日も経って音沙汰ない場合はもう一度メールを送る、あるいは口頭で確認することは失礼ではありません。
- 1時間に何度もメールをチェックするとメールの奴隷になってしまいますが、研究室に配属されたら1日に1回はチェックして欲しいと思います。自分の研究を始めるようになったら1日に2~3回はチェックが必要です。
部屋に入るとき
- ノックをして、中から返事を待ってから入室する。ノックをするのだけれど、「どうぞ」と言う前に入ってしまう学生がいます。
メモ
- 研究は極めて高度で複雑なことをします。メモなしではやっていけないはずです。メモの習慣、メモの技術も身につけましょう。
- メモを完璧に取れる状況はあまりないと思います。あなたがメモをするのに合わせて講演・説明をしてくれることはほとんどないはずです。メモを取った後、余裕が出来たとき(講演の合間の休憩時間)にすぐにメモを補足して後から見て分かるようにして下さい。
- 携帯でメモを取るのは絶対にNGです。私が人事部長なら携帯でメモを取る学生は採用しません。
- 携帯のカメラを活用するのは悪いことではありません。講演会などは原則録音・録画・撮影は不可ですが、個別の打ち合わせなどでホワイトボードを撮影するのは問題ないと思います。(相手に一声許可を取りましょう。)録音も活用できると思います。
感謝の気持ち
研究環境と言う点で見れば、まずは名古屋大学が、そして当研究室は名大の中でもかなり恵まれた環境にあります。大学の経費、研究費はもとをたどれば国、つまり税金から来ています。感謝の気持ちを忘れず、また、その恵まれた立場にある者がなすべき務めをしっかり果たすよう心がけて欲しいと思います。
そんなに難しく考える必要はありません。みなさんが立派になって卒業後、社会で活躍することこそが務めであり、日本への恩返しになります。みなさんも国もWIN-WINの関係です。